日本酒と杜氏
2015/10/30
杜氏という言葉を聞いたことがある方が多く、
「日本酒を造る人」と思っている方も多いでしょう。
もともと杜氏は、
日本酒を造る職人集団の監督者だったのですが、
現在では日本酒を造る職人の総称としても使われていますので、
「日本酒を造る人」と考えても間違いではありません。
以前は日本酒の醸造が冬の3ヶ月程度に限られていたので、
販売業者は季節出稼ぎの職人である杜氏に、
酒造りを委託していました。
そこから販売業者との信頼が生まれ、
醸造も年中可能になったことから、
販売業者専任の杜氏が増えていったのです。
現在では、
酒蔵ごとに専任の杜氏がいることが一般的で、
出稼ぎの当時はほとんどいません。
その為、
酒蔵ごとの醸造方法は変わることがあまりなく、
日本酒の味や香りは、
酒蔵の杜氏により、
違いがあるようになっています。
日本酒を飲む時は、
当時の職人技も味わうようになるのです。
この為、
手びねりのような風合いの「大人の贅沢 ぐい呑み」で飲むと、
さらに職人に思いをはせながら楽しむことができるでしょう。