新潟の日本酒
2015/10/30
新潟というと日本でも有数の米処であり、
酒処としても有名です。
しかし、
新潟の日本酒は、
当初から日本で有名だったわけではありません。
日本酒の原料には米が含まれていますが、
私達が普段食べている米とは違い、
酒造好適米を使用していますので、
米処だから酒処というわけではないのです。
新潟には15世紀に造り酒屋があったと言われていますが、
ミネラルが少ない軟水を使用している上に、
気温が低い為に発酵が遅かったことも、
日本酒の酒処として有名になれなかった理由の1つです。
特に戦後は甘い物を求める傾向が強く、
日本酒も同様に甘口が人気だったのですが、
新潟の日本酒は、
軟水を使用することでサラサラとした酒だったので、
人気が出なかったとも言われています。
新潟の酒は、
いわゆる淡麗で辛口の酒が多く、
現在では人気となり、
日本酒好きな方からも好評を得ています。
淡麗辛口の酒ですので、
冷やで飲むと最も味が際立ち、
「口元が薄くシャープなフォルムのぐい呑み」で飲むと、
シャープにスッキリと飲めるでしょう。